スキンケア化粧品を使っていると、「違うメーカーでそろえても大丈夫なのかな?」って気になることがありませんか?
コスメカウンターの人(=商品を売っている人)に聞くと、「ライン使いした方が効果が高いですよ」と勧められます(当たり前ですよね・・)。
でも、雑誌などで見かける美容のプロって、バラバラの化粧品を使いこなしているイメージがあります。
moka
そこで今回は、
- 化粧水と乳液は違うメーカーでも大丈夫?
- スキンケア化粧品が全部バラバラだと効果はどうなるの?
- ライン使いした方が美肌効果は高いって本当?
のような疑問について答えます✨
コンテンツ
スキンケア化粧品はバラバラのメーカーでもOK!
成分的に各メーカーで大きく異なるわけではないので、例えば化粧水と乳液が別のメーカーのものでも基本的には問題ありません。
使う順番が同じなら、好きなメーカーを組み合わせても問題なし
スキンケア化粧品を使う時の順番は、洗顔後の素肌に
使う順番が同じなら、化粧水と乳液が違うメーカーでも全然OKですし、美容液や保湿クリームも好みで組み合わせていきましょう。
もちろんライン使いする方がいい場合もあるので、そこは自分の肌と要相談!
美容のプロがおすすめする美容液やクリームを取り入れるのって、すごくワクワクしますよね✨
美白成分で選んだアイテムをプラスする
美白に力を入れたい時は、気になる美白成分が含まれたアイテムをいつものスキンケアに取り入れるのもいいですよ。
主な美白有効成分の働きは次の通り。
ビタミンC 誘導体 |
メラニン生成の予防とターンオーバー正常化によるしみの予防が期待される
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ハイドロ キノン |
新たなメラニンの生成を防ぎつつ高い美白作用が期待される
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アルブチン |
しみやくすみを予防する効果が期待される
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トラネキサム酸 |
しみ部位の炎症を抑える効果が期待される
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コウジ酸 |
しみ予防や黄ぐすみにも効果的
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例えば「アルブチン」は、肌のターンオーバーを整える成分が入った化粧品と組み合わせて使うと、より透明感のある肌を目指せます。
「トラネキサム酸」は、炎症状態にあるメラノサイトを鎮める効果があると言われているので、30代~40代の女性にできやすいしみの予防にもひと役買ってくれます。
私は、頬のシミが気になるので、「ハイドロキノン」配合のスポット美容液をプラスして美白しています。
美白化粧品についてはこちら

化粧水をダブル使いする
進化し続けている化粧水ですが、なりたい肌に合わせてダブル使いする方法も人気です。
もちろんブランドやメーカーはバラバラでも大丈夫!
保湿系を重ねづけしてさらにしっとり肌を目指したり、毛穴をキュッと引き締める収れん化粧水をプラスするのもいいですよ。
化粧水を使いこなそう!

スキンケア化粧品をライン使いする方がいい場合
いろいろな化粧品を試すのはスキンケアの大きな楽しみの一つ。
ただし、いくつか例外もあります。
美肌効果をより感じるために次の3つのポイントをおさえておきましょう。
1.エイジングケア化粧品はライン使いの方がよい
年齢を重ねると気になってくる、しみ・しわ・たるみ・くすみ・乾燥などを総合的にケアできるのがエイジング化粧品です。
各メーカーで独自のエイジングケア成分を使っていることも多いのが特徴。
化粧水や美容液、乳液などをライン使いすることによって、エイジングケア成分を肌にのせる回数が増えるので、その分狙った美肌効果が高まるんです✨
moka
例えば、アヤナスという敏感肌専用のエイジングコスメは、「チェーンリフティング設計」という、ライン使いすることでお互いの機能を高めあう構造になっています。
香りによるアロマ効果も計算されているので、同じシリーズでお手入れする方がよりエイジング効果を実感できます。
敏感肌のためのエイジングコスメ

2.オーガニック化粧品は同じメーカーでそろえる
オーガニック化粧品は肌に優しいというイメージがありますが、実際は想像以上に香りがきつかったり、刺激が強いことも。
オーガニック化粧品とは
「オーガニック化粧品」とは、肥料や農薬などの化学合成成分を使用せずに栽培された有機素材で作られた化粧品のこと。
素材そのものの効能によって、人間が本来持つ自然治癒力を高めながら肌をケアする。
ひと口にオーガニックと言っても、使っている素材によっては、その人の肌と合わない化粧品もあり得ます。
いろいろなブランドのオーガニック化粧品をバラバラに使うときは、かなり慎重に相性を確かめること!
特に外国製のものは注意が必要です。
リスクがあるのにあえてバラバラで使うよりも、同じメーカー・シリーズでそろえた方が安心ですし、できれば国産のオーガニック化粧品で肌に優しいものを選ぶのがおすすめです。
国産のオーガニックコスメ

3.シンプルステップの化粧品はライン使いが〇
スキンケアブランドの中には、独自のラインナップで展開しているものがあります。
例えば、etvos(エトヴォス)の幹細胞コスメ「バイタライジングライン」は、基本的にローションとクリームの2ステップ。
この2つで肌の再生を促すように設計されています。
最近大人気のオルビスユーも、化粧水と保湿液だけ。
ブースター効果のある洗顔フォームと合わせて使うことで、保湿力を高めていく効果を実感できるよう作られています。
細胞レベルでうるおう新感覚コスメ

こうした独自のコンセプトで作られた化粧品の場合は、洗顔料から保湿剤までライン使いするのが正解✨
別々のメーカーの化粧水や乳液などを組み合わせるよりも美肌効果は高いですよ!
おさらい:基礎化粧品を正しい順番で使う
基礎化粧品のメーカーはそれぞれ違っていても問題ないですが、大切なのは自分に合ったものを正しい順番で使うこと!
ここでは簡単に洗顔後のお手入れをおさらいしておきましょう。
洗顔と化粧水はセットと考えましょう。なぜなら、化粧水の大切な役割は、「洗顔によって、汚れとともに失われたお肌の保湿成分を補うこと」だから。
化粧水がしっかりと角質層まで浸透することで、次に使う基礎化粧品が効率よく浸透しやすくもなります。「化粧水は洗顔後すぐ使う」のが鉄則です。
しわやたるみなど肌トラブルの気になる箇所に、美容液の有効成分を補います。「保湿」や「美白」など目的別に特化していて、足りない部分を集中的にケアできます。
よく美容液を最後に使う人がいますが、これでは効果は得られません。なぜなら、次に使う乳液やクリームの油分で「フタ」をした後にいくら美容液を付けても弾かれてしまうだけだからです。
乳液は、油分と水分をバランス良く配合しています。化粧水だけでは物足りない水分を補ってしっかり保湿もしつつ、必要な油分も補う役割を果たします。
クリームは、乳液よりも油分が多く配合されています。化粧水、美容液、乳液、と順番に与えてきた有効成分をお肌に閉じ込めるフタの役割をします。
油分は当然水分をはじくので、くれぐれも最後の仕上げに使ってください。
まとめ:スキンケア化粧品は違うメーカーでもOK!
スキンケア化粧品は、同じメーカーやブランドでそろえた方がいい場合と、そうでない場合があります。
プチプラ化粧品なども上手に使いこなして、美白美容液に予算をかける場合もあるでしょうし、化粧水だけをちょっと高価なものに変えて保湿の土台づくりをするのもアリ!
自分の肌の状態を見ながら、興味のある化粧品をどんどん試して美肌を目指していきましょう。