イライラとうまく付き合えたら・・・。
そう思ってはいても、気づくといらいらに取り込まれてしまうことも多いですよね。
女性なら、イライラが続くことで眠れなかったり、肌が荒れたりなんてことも。
女性の体はすごくデリケート。
美しさや健康は、ホルモンのバランスがとれていてこそ得られます。
イライラやストレスを感じると、ホルモンのバランスに影響し、肌に正直に出てしまうことが多いもの。
そんなイライラする感情を上手に手放す方法があるとしたら、ちょっと試してみたくなりませんか?
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まずは、「イライラ」と向き合うことから
「もう、どうしてうまくいかないの!?」
「どうしてわかってくれないの?」
などと、イラつくことは誰でもあること。
育児真っ只中の人はこどもの言動や、夫とのちょっとした行き違い、仕事中のストレス・・・。
思い当たる理由がなく、気づいたら気持ちがざわざわしていることもありますよね。
こうしたイライラする感情とうまく付き合うには、
自分では気づきにくい感情の「目的」を知る
ということから始めると驚くほどうまくいくんです。
自分では気づきにくい感情の「目的」って?
感情の目的、なんてちょっと難しい表現ですが、要は「自分が今抱いている感情が伝えたいことは何かに気づく」ということ。
一度イラついてしまうと、その感情はなかなか簡単には収まらなくて、長時間にわたって不愉快な感じを引きずってしまいがちですよね。
しかも、自分が望んでその状態におちいったわけではないから、不意に「イラッ」とした感情がやってきて、どうしようもなくなってしまうんです。
そうなると、「このあとどうしたいか」なんて落ち着いて考える余裕はなくなってしまう。
ひたすら、イライライライライラ。
つまり、自分の感情の解決方法がわからなくなってしまうんです。
そこで、「自分抱いている感情が伝えたいことは何か」を意識して考えると、見えてくるものがあるはず。
例えば、私の場合
わかりやすくするために、私の例をご紹介しますね。
私には2人子どもがいますが、2人とも中学生だったころのこと。
反抗期がいつの間にか始まって、覚悟はしていたものの、いざ直面するとイラつくのなんの!
毎日イライラしっぱなし。
「どうして服を脱ぎっぱなしなの!」
「どうして偉そうに返事するの?!」
「どうしてちゃんとしないの!」
そんな言葉をひたすらぶつける日々。
そうすると、夫がたいていのんびりと
「まあまあ、反抗期なんだしさ」
なんて言うんです。
カッチーン( `ー´)ノ
結果、こどもたちにも、夫にもイライラが募る募る。
よくないとはわかっていても、全く感情のコントロールが効かなかったんです。
ところがある日、娘の表情を見て「ハッ」と気づいたことがありました。
「私の言葉に、存在に怯えてる・・・」
そうして、冷静に観察すると、息子も夫も私に過剰に気を使っているのがわかりました。
もう、ひたすら申し訳なくて、数日落ち込みました。
怒りに我を忘れて、こんなに家族を傷つけてたなんて。
そんなときに出会ったのが、「『話を聞ける子』が育つママのひと言 (青春文庫)」という本。
ちょっと前の本だけどおすすめです。
著者の星一郎さんは「アドラー心理学」を取り入れた子育て支援を行っている心理セラピストです。
普段は一切育児本を読まない私ですが、この本は友人にすすめられて読んでみたもの。
以前から本を読んだくらいで人生影響を受けることはない、なんて思っていた私ですが、この本には参考にしたいヒントがたくさんありました。
アドラー心理学というのは、感情について独特の見方をしていて、その最たるものが「感情には目的がある」ととらえることなんです。
私がイライラから抜け出せなかったのは、こどもたちのちょっとした言動を「怒り」で抑えつけようとしたことだったんです。
イライラはまさに怒りをぐっと閉じ込めた状態。
怒りの感情を態度でこどもたちに示すことで、圧力をかけ、行動を変えさせようとしていたと気づきました。
怒りと同じように相手にプレッシャーを与えるのが、泣きわめくなどの行動。
まわりの配慮や同情を引き出して、相手を意のままに動かそうとすることにつながりかねません。
イライラを解消するのには、私のしていたような方法では無理で、違う方法をとらないといけなかったんです。
そのポイントを2つご紹介しますね。
イライラする気持ちをうまく「手放す」方法
1 自分がイラついた時の周りの反応を想像する
やり方は簡単です。
「自分がイライラする(あるいは怒る、落ち込むなど)ことで、まわりの誰に、どんな影響がある?」と自分に問いかけてみるんです。
もし、誰かの姿が浮かんでくればそれがヒントになります。
その誰かに、なにかしらの行動を変えてほしくて、自分はイライラしているんだ、と気づけたらもう大丈夫。
あとは、それを達成するためのより効果的な方法を考えればいいだけ。
例えば、こどもたちがなかなか思うように行動してくれないとき。
以前の私なら、ただ感情をぶつけるだけでしたが、今は違う方法を考えます。
一番効果があるのが、こどもたちを大人として扱う方法。
「大人ならわかるよね」と言うと、ちゃんと理解してくれることが増えました。
(この方法は、二人には内緒ですが(笑))
他にも、仕事なら、段取りをもっと丁寧に説明するとか、可能なら他の人に協力してもらうとか、「もっといいやり方」を探すんです。
冷静になった時点ですでにイライラを半分手放したようなものです。
2 「こうあるべき」「これぐらい当然」をいう感情を捨てる
イラつくことが多い人は、ものの考え方が完璧主義者なことが多いようです。
「仕事中の発言はこうあるべき」
「夫は妻にこれくらして当然」
「友人が時間にルーズなのは許せない」
などなど、一種のクセのような感情がいくつも沸いてきそうです。
こうした思いは、相手にそれなりの言動を強いてしまっているから起こること。
そのことに気づくだけで、ずいぶん楽になります。
上のような感情がムクムクと湧き上がってきたら、
「こういうのもアリかな」
「この程度でもOKかな」
と、言い換えてみるといいですよ。
これは、ある種、訓練みたいなもので、常にこの言いかえをやっていると、そのうち自然とできるようになるものです。
私は、夫に対して、これを使っています。
他人同士暮らすには、自分のペースを譲らないとうまくいきません。
「また、靴下ぬぎっぱなしだけど、しょうがないか。私もだらしないことあるし。」
といったんは言い換えます。
でも、言いたいことはなるべく言いますよ(笑) ストレスためないようにね!
「~べき」を「まあOKかな」と置き換える方法、結構効き目ありますよ。
心をハッピーにすれば自然と笑顔になれる
気持ちが重いと、食事も美味しくないし、肌の手入れだって楽しくありません。
イライラしたら、深呼吸したり、いったんその場を離れたり、気分を鎮める方法を持っている人も多いでしょう。
美肌のためだけではなく、心と体をハッピーにするためにも、イライラをその都度上手に手放していきたいものですね。