40代に入ると急にシミが濃くなったり増えたような気がしませんか?
moka
シミ対策に美白化粧品を使う人も多いかと思いますが、
「美白化粧品って本当にシミに効果があるのかな」
「シミってそもそも化粧品で消せるの?」
と素朴な疑問がムクムク沸いてきますよね。
高価な美白クリームも、期待を込めて使い始めた割には思ったような効果を実感できなかったり、かと言ってレーザー治療にはなかなか踏み切れない・・・。
そこで今回は、自宅でシミ対策をするためのコツとシミを消すための美白化粧品選びについてまとめました。
私はこれでかなりシミが目立たなくなりましたよ✨
コンテンツ
美白化粧品でシミを消すことはできる?
答えはイエスでもありノーでもあります。
美白化粧品は、使えば使うほどシミが薄くなる漂白剤のようなものではありません。あくまでもメラニンの生成を抑える働きがメイン。
でも、美白化粧品は肌のターンオーバーをうながしてくれる効果も高いから、シミの種類によっては徐々に薄くなる可能性があるんです!
最初のステップは「自分のシミの種類」を知るところから
私は1年くらいの間にいろいろなシミ対策を試してみました。
まずは憧れていた高級美白美容液からスタート。
ただ、1本使っても効果がよくわからず、2本目を買う前に思い切って皮膚科を受診してみることに。
- 美白美容液(1本2万円以上)⇒効果実感は2本以上使用後からと知ってひるむ💧
- 皮膚科でレーザー治療(1回3万円)⇒痛くて続かなかった💧
- 皮膚科でケミカルピーリングを試す(1回8千円)⇒肌が明るくなって好感触!
- 自宅で美白美容液とピーリングを併用する方法を試す⇒シミに効果あり✨
- ピーリング効果もある美白化粧品に切り替える
シミが薄くなる転機となったのは、皮膚科でシミの診断を受けたこと。
この時に、私のシミは肝斑ではなく老人性色素斑というもので、レーザー治療が一番効くと言われました。
ただ、このレーザー治療が痛くて一度で断念・・・。
輪ゴムで顔をたたかれているような痛みなので我慢できると思ったのですが、どうしても2回目にチャレンジする勇気がでなかったんです。
そこで同じ皮膚科でケミカルピーリングを受けたのですが、これがすごく自分に合ってた!
1回ではシミにはっきりとした効果を感じなかったものの、本当に一皮むけたように肌が明るくなったのに感動して「自宅でもできないかな」とあれこれ試してみることに。

自宅でできるピーリングは皮膚科で受けるものとは違って、スペシャルケア的な位置づけのもの。
それでも効果はしっかりあって、シミ専用の美容液との合わせ技で納得できるレベルまでシミを薄くすることができました✨
こんな方法が可能になったのは、自分のシミの種類がはっきりわかっていたから。
皮膚科の先生によると、老人性色素斑の下に肝斑(かんぱん)が隠れていることもあって、その場合は先に肝斑を治療した方がいいとのこと。
私の場合はシンプルに老人性色素斑だけを狙い撃ちした対策ができたので、皮膚科に行ってよかったとつくづく思いました。
消したいシミの種類を理解しておこう
専門家でもない限りシミを自分で判断するのは難しいのですが、見た目である程度はわかります。
「シミ消し対策」のためには、まずシミの種類を理解しておきましょう。
この4つの他にも、「対称性真皮メラノサイトーシス」や「脂漏性角化症」などいわゆるシミと分類されるものがあります。
特に女性を悩ませるのが、老人性色素斑や肝斑などの茶色く大きなシミ。
これらのシミの大敵はなんといっても紫外線!
「どうして紫外線がシミの原因になるか」を理解した上でシミを消す対策をしていきましょう。
知っておきたい「シミができる仕組み」
シミができるのは紫外線を浴びたから。
でも、紫外線を浴びたらどうしてシミになるのかちゃんと知っていますか?
シミのメカニズムを知っていると、美白化粧品を選ぶときに役立ちますよ✨
紫外線を浴びるとメラノサイトに信号が送られ、メラニン色素が生成されます。メラニンは悪者あつかいされますが、本来は紫外線から肌細胞を守るために作られるもの。
ただしメラニンの量が増えすぎると、表皮細胞部分で色素沈着がおこり、シミとなって現れてしまいます。
メラニンが作られてもターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)がきちんと行われていれば、皮膚と一緒にはがれ落ちていくのでシミにはなりません。通常の一時的な日焼けなら約1ヶ月後には消えるしくみなのです。
ところが、紫外線を浴びすぎたり、ストレス、加齢などの原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、新陳代謝が滞るのでメラニンも肌の表面に残ってしまいます。そのメラニンがやがて色素沈着を起こし、なかなか消えないシミとなってしまうんです。
シミの大きな原因は紫外線とターンオーバーの乱れですが、更年期の女性を悩ませる肝斑(かんぱん)には他にも原因があります。
肝斑の原因は女性ホルモン?
肝斑(かんぱん)が発生しやすいのは30代以降の女性で、妊娠やピルの服用との関係や、閉経とともに薄くなったり消えたりする傾向からも女性ホルモンのバランスが影響していると考えられています。
閉経後の女性にはほとんど発生しないことからも信憑性は高そうですよね。
このことから肝斑の治療には内服薬を使うことが多いそう。もちろん紫外線やストレスなども一因となりますので、きちんとUVケアや保湿を心がけたいもの。
老人性色素斑と肝斑が重なっていることもありますし、肝斑だと気づかずにレーザー治療を受けると悪化させてしまうこともあるので、両ほほに沿ってぼんやりしたくすみを見つけたら専門の医師に診てもらうことをおすすめします。
シミができる仕組みがわかったところで、いよいよ肝心の美白化粧品の話です。
美白化粧品はシミにどんな風に効いてくれるの?
先ほど、シミができるのは紫外線からメラノサイトにメラニン生成の指令が下り、ターンオーバーの乱れでメラニンが肌に居座るからだと言いました。
それなら、美白化粧品はいったいどのようにシミにアプローチするのでしょう?
美白化粧品にもいろいろな種類があり各メーカーが独自の美白成分を使うことも多いのですが、一般的に美白化粧品の働きには次のようなものがあります。
- メラニン生成の指令をストップ
- メラノサイトでメラニンが作られるのをストップ
- できてしまったメラニンを無色化する
- ターンオーバーをうながしてメラニンが排出されるのを助ける
つまり美白化粧品は、消しゴムのようにシミを消すことはできないけれど、
「次にできるシミを防ぐ」
「できたシミを無色化する」
「できてしまったシミを外に出すのをうながしてくれる」
という働きをしてくれるものなんです。
本気でシミを消すための美白化粧品の選び方
美白化粧品を選ぶとき、成分で選んでいますか? それとも値段の高いものを選んでいますか?
moka
シミ対策で大切なのは「自分のシミの種類を把握する」⇒「シミに応じた対策をする」こと。
値段よりも自分のシミ対策に合っているかどうかを見極めてから使うのが大切です。
種類別のシミ対策
先ほどおおまかなシミの種類を4つ挙げました。
レーザー治療ならどれもきれいになると思っている人も多いのですが、シミの種類によってはリスクが高いことも💧
シミの種類別に、簡単に表にまとめてみました。
シミの種類 | 美白化粧品 | レーザー治療 | 内服薬 |
---|---|---|---|
老人性色素斑 | 〇 | ◎ | 〇 |
肝斑 | 〇 | × | ◎ |
そばかす | △ | △ | 〇 |
炎症後色素沈着 | ◎ | × | 〇 |
あくまで一般的に言われていることをまとめたものなのですが、この中で一番気を付けたいのがレーザー治療です。肝斑はレーザー治療によって悪化することもあるんです💧
さらに、肝斑のように紫外線以外の原因で起こるシミと、紫外線によるシミが同時に発生している場合、治療方法はまず肝斑から始めます。
種類の違うシミが重なっている人も多いので、レーザー治療を受ける前に病院で診てもらうことが大切。
自分のシミの種類がわかったところで、いよいよシミ消し対策をしていきましょう。
美白有効成分とは?
美白化粧品を選ぶ上で欠かせないのが、どんな美白有効成分が使われているかということ。
美白有効成分(びはくゆうこうせいぶん)とは?
厚生労働省が承認する美白有効成分とは、厚生労働省により「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分のこと。代表的なものには、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸などがある。
ビタミンC誘導体、アルブチンなどは美白化粧品のCMなどでも繰り返し使われているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
美白有効成分は高い安全性と有効性が求められるので、厚生労働省の認可が下りるまでにはかなり高いハードルがあるそう。現在はだいたい20種類くらいが認可されています。
それぞれの成分を大まかに分けると次のようになります。
ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、カミツレエキス、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、トラネキサム酸
ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、リノール酸
ビタミンC誘導体、コウジ酸、フラーレン、ハイドロキノン
ここで何か気づきませんか?
そう!ビタミンC誘導体はすべての効果が認められているんです!
美白化粧品だけではなくさまざまな化粧品に使われているビタミンC誘導体は、抗酸化(老化防止)作用があったり、コラーゲンの生成をうながしてくれるなど頼もしい成分。
どの美白成分が一番効果が高いの?
美白化粧品を使うときにすごく気になるのがこれ。
ビタミンC誘導体以外の成分も含め、どの成分が一番美白効果が高いかははっきり言えないのが本当のところ。いろいろな人の口コミを見てもわかるように、同じ美白化粧品でも評価は正反対だったりします。
それだけ肌との相性があるということなんです。
ベースになっている成分との相性や、配合具合によって浸透の仕方が変わったりと、人によってかなり差がでるもの。
アルブチンが合う人もいれば、ハイドロキノンで効果を実感する人も。プラセンタエキスで肌のトーンが明るくなったという人も多いので、美白化粧品の成分に関しては自分で実際に使ってみるしかないと思います。
そのかわり、自分に合った美白化粧品が見つかったら、じっくりと時間をかけてお手入れするのが美白への近道✨
ターンオーバーには少なくとも30日以上かかるので、毎日の丁寧な美白ケアで肌の生まれ変わりをうながしていきましょう。
「アルブチン」と「ハイドロキノン」の違いは?
よく美白に効くと言われている成分は「アルブチン」と「ハイドロキノン」ではないでしょうか。
「アルブチン」はコケモモなどの植物に含まれる成分で、メラニン生成に関わるチロシナーゼ酵素に作用して、シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、シミができにくくしてくれます。
「ハイドロキノン」もチロシナーゼ酵素の活性を抑える効果が非常に高い成分です。 他の美白成分と違うのは約100倍もの抑制力がある点。さらに、過剰に増加してしまったメラニン色素も薄くする働きがあるので、漂泊効果が高いと言われる成分なんです。
moka
ただし、高い美白効果の半面肌への刺激も強く化粧品への処方には高い技術が必要なため、以前は病院でしか手に入りませんでした。最近ではハイドロキノンを安全に処方した美白化粧品も市販されています。
アルブチンができる前のメラニンにアプローチするのに対し、ハイドロキノンはできてしまったシミに効いてくれる点が大きな違いだということを知っておきましょう。
攻めの美白ケアをしたい人向けの方法
ぜひチャレンジしたいのがハイドロキノン配合の美白化粧品。
美白効果はダントツなので、トライアルセットなどで肌との相性を確かめたのちに、じっくりケアしてみましょう。
ビーグレンは科学的にシミにアプローチしてくれるので、他の美白化粧品で満足できなかった人も「初めて効果を実感できた!」というもの。ピーリング効果もあるので、肌を白くしてくれる実感は一番あると思います。
アンプルールは皮膚の専門家が開発した化粧品で、扱いの難しかったハイドロキノンを安定して配合することに成功した化粧品です。トライアルセットにも入っているスポッツ美容液が特にすごくて、比較的新しいシミやニキビ跡の色素沈着にすごく効果的!
どちらかというとビーグレンの方が刺激が強いかも。その分効果は期待できますので、肌に合えばシミ対策のかなり強い味方になってくれます。

ポーラ独自の美白成分が肌にピタッと密着するので、早い人なら2ヶ月くらいで効果を実感! 1本12,960円しますが朝・晩の使用で約3ヵ月は使えるので、コスパもよくてお気に入りです✨
敏感肌の人は注意が必要
美白化粧品は、言わば「攻め」の化粧品。
極端な乾燥肌や敏感肌の人がいきなり使うと刺激が強く、肌がはがれたり赤くなってしまうことも起こります。
私は季節によってはかなり乾燥が激しい肌なので、肌状態によっては美白化粧品はお休みすることも。ただ、使い続けることで効果を実感できる美白系のアイテムはなるべく継続したいですよね。
そんなときは敏感肌専用に開発された美白ケア化粧品が強い味方になってくれます。
ディセンシアのサエルやコーセー 米肌澄肌美白
が肌にも優しくしっかりと美白ケアできると思います。
ライン使いすると肌の透明感がアップするので、季節を問わず続けられるものを選びましょう。
シミを消したい!今からでも間に合うシミのケアとは? まとめ
シミにはいろいろな種類があって、さらに肌の状態は人それぞれです。
この2つを見極めながら美白化粧品を選ぶのが最大のコツ。
じっくり取り組む必要がある美白化粧品は、香りやテクスチャーなどが好きかどうかも重要なので、気になる化粧品が見つかったらまずはトライアルセットなどを使って相性をチェックしましょう。
今見えていなくても、皮膚の下にはシミ予備軍がたくさん潜んでいる可能性も高いです。
すぐにでも美白ケアを始めていきましょう!